山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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    未だに2000万円騒動が煩いのですが、まずもって、金融庁審議会の報告書ちゃんと読みましたか?割と良く書けていて騒ぐようなものではありません。おかしなことが書いてあれば厚労省も文句を言うはずです。
    まず前提として、政府(霞が関を含む)は有りと有り得る事態を想定し様々な政策研究をするものです。いざという時に「想定外でした」は通用しません。当然、政府内だけでは手が足らず、役人、学者や識者を総動員して事に当たります。ですから、前提としては政府や国民に不都合なことも含め審議されるのであって、それを批判するならリスクケアができません。よって、審議会の報告書を批判するのは間違っています。
    さて、今回の提案書を出したのは金融庁の審議会。審議会というのは今回で言えば金融庁の官僚が委員の選定をして、できれば20人ほど集めます。あまり少ないと「恣意的だ」と言われかねませんし、多すぎると‟手回し“に時間がかかり効率的ではありません。委員の顔ぶれは金融庁の意向に従う従順な部外者を選定し、形式的には本人へ数度のお伺いを立てて確認を取りますが、ほとんどの委員になる方々は、自己宣伝になる、例えば名刺や履歴に「金融庁審議会委員」と書けますからホイホイ喜んでいきます(笑)。だいたい、金融庁と組んでいる重鎮を一人置き、他の方々はその他大勢でしかありません。審議会は法的根拠が必要ですから先に閣議決定しておき、そこには「庶務」という名の役人が付きます。一般の人が「庶務」って聞くと‟庶務のおじさん”のような雑用係を想像しますが、この庶務が審議会の議題、審議内容、審議結果の起承転結の草案を作り、審議会は草案に忠実に進行します。審議会が開かれるのは1時間半。まず庶務が「え~本日は…」と話し始め資料を配布しなんやかんやで15分(笑)話したのちに、審議会座長がまた挨拶し、委員全員があいさつし終えると30~40分経っています(笑)。アホの見本のような会議です。そして議題を述べ各委員が2,3分づつ話せば、もう閉会時間になり、テーブルに置かれた書類にサインをして解散となります。まあ、審議会によって多少の違いはあるとはいえ、だいたい同じような形式です。安倍総理が座長を務める審議会ですら同じです。首相官邸のHPを見れば、安倍総理を筆頭に官房長官や副総理が並んでいる後ろに「私は黒子です」みたいな顔して突っ立ってる役人が並んでいるのが分かります。アレが庶務や秘書官で今回の金融庁の審議会で言うところの「庶務」で、彼らが一切合切仕切って結果も導き出しているのです。
    今回の審議会の委員の顔ぶれを見ると、おっ!伊藤元重先生がいるではないですか。伊藤先生は何といっても東日本大震災の折、復興税を唱えた一人ですから国民を不幸にしても気にしません(笑)。この審議会は伊藤氏仕切りですね。という事は財務省仕切り。まあ、金融庁と言っても実態は財務省みたいなもんですからいいとしても、伊藤氏が取りまとめるという事は財務省の上の方からの指示です。岡本事務次官かな、たぶん。これはキナ臭いですねぇ。ほとんど爆弾、ほとんど脅しじゃないでしょうか。消費税増税できなければ年金爆弾を落としますよっていう、財務省による官邸への脅しでしょ(笑)。こういうところも、財務官僚は世界の非常識なんですよ。年金は早く死ぬ人から長生きの人への移転制度でしかなく、制度的にも極めてシンプルな数学問題ですから政治的に議論してもスキームとしてはどの国も似たような話、似たような制度です。更に年金の性格上、コロコロ変えらるわけにもいきませんから政争の具にできないというのが世界の常識です(消費税を年金財源とするのは世界の非常識)。年金が破綻するとか損をするとか言っている人は数学ができないバカで無知な方々で、年金は破綻しません。
    菅官房長官が会見で、今回の審議会報告書は政府指針に反するので受け取らないと正式にコメントされたようですが、これは平たく言えば、金融庁(財務省)がまだほかに爆弾を仕込んでいるのかどうか確認できていないので、今回は受け取りを拒否するという事です。官邸は各省の審議会の報告書など無視したり踏みつけることは容易く、今までも何度もそうしていますが、今回はトラップ臭いのでやーめたという事です。しかし岡本事務次官も麻生さんがいるとはいえやりますね(笑)。クビ、飛びますよ(笑)。
    おおよそ、上記に書いたような事柄のはずですが、それに反応した一般の国民というか左寄りの人の面白い写真を見つけたので貼っておきます。無知は自らを貶める(笑)。




    | author : 山龍 | 12:25 AM |
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