山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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    下記は月初のウォールストリート・ジャーナルの記事です

    来月に予定されている米中首脳会談で、一時的合意がなされると見ています
    現在の中国経済は危険水域に入っており、一旦緩めて、再び制裁と言う流れにしないと
    中国経済が弾けては韓国や途上国の経済が破綻し世界不況に陥ります
    6%台の経済成長と宣う粉飾決算の実質成長はマイナスなのはほぼ堅く、中国発の債権が
    支えきれなくなるんじゃないでしょうか
    IMFや世銀の予測もトンチンカンで、これについては後日改めて書きますが、成長して
    いるなら付随するものも合わせ総額19兆円の減税だけでなく、『永久債』と言われる
    「中銀手形スワップ」の荒業など使う必要はないはずで、中国の発表は加飾、日米の
    マスコミの報道は数字が読めないのか誤報か知りませんが、流動性も危ういとみるべきで
    とても6%成長などありえません
    下記にあるグラフは貿易統計で、貿易は中国と言えども誤魔化せません
    中国の輸出は他国の輸入になりますから、輸入額を計算すれば中国の輸出が見えてきます
    ここで何度も書いている通り、中国を叩く手段と口実はいくらでもありますから
    次回の米中首脳会談では、一旦制裁回避に動くでしょう
    ただ、あくまで一時合意で、間を置かずして次回の制裁が発動するはずです




    中国経済の急減速、反動で世界に衝撃波
    中国での需要低迷にアジア、欧米諸国は対応に苦慮
    2019 年 2 月 1 日
     中国経済の減速は、世界中の貿易相手国に衝撃を与えている。
     中国政府を悩ませている巨額債務の蓄積、過剰投資、民間企業に対する制約など、国内経済の弱点は、貿易摩擦と相まって、世界第2位の経済規模を誇る同国の成長率を30年ぶりの低水準に落ち込ませた。工場生産と消費の減退は、他のアジア諸国、米国、欧州諸国からの中国の輸入に打撃を与えている。こうした経済の減速の余波は、各種の株価指数をはるかに超える範囲に及び、中国から遠く離れた地域の経済成長をも阻害している。
     中国は、長年の急速な経済成長を背景に、世界中の国々の主要な貿易相手国となった。過去10年間、中国が世界の輸出入の伸びの5分の1をもたらした。中国はまた、ユーロ圏の金融危機など経済が軟弱な時期に、需要を支える重要な役割を果たした。
     中国経済の弱さは、あらゆる分野に影響を及ぼしている。中国での半導体製造装置やスマートフォン部品の需要減退は、世界第3位の規模を誇る日本の昨年12月の輸出を、前年同月比で3.8%減少させた。この減少幅は、過去2年強の期間で最大だった。ドイツは対中輸出拡大に力を入れてきたが、欧州最大の同国経済の昨年の成長率は、その対中依存の大きさが主因となって、わずか1.5%に減速した。これは過去5年間で最も低い伸びだ。オックスフォード・エコノミクスの調査によれば、米国を含む経済規模の大きい先進諸国や、アジア諸国の昨年の対中輸出は、前年比10%近く落ち込んだ。
     資産運用会社AMPキャピタルの主任エコノミスト、シェーン・オリバー氏は「中国の世界経済への影響度は、同国経済が減速すれば世界中に影響が及ぶほどになっている」と語る。



    その力学は、国内販売が不振の中国の産業界が、苦境打開のため輸出に力を入れる中で、アジア全域での競争圧力を高めている。欧州では、域内経済が政治的不透明感と貿易紛争で低迷する状況下で、中国の動向が新たな強い逆風になろうとしている。米国では、対中輸出の減退が、一部の製造業企業の3年間に及んだ活況に終止符を打とうとしている。
     中国は多くの米製造業企業にとって主要な市場であり、中国経済の減速はキャタピラー、3Mなど業界の代表的な企業から、皮革加工業者、部品メーカーといったより小規模な企業に至るまで、多くの企業を苦しめている。キャタピラーは1月28日、中国での販売減速を受け、今年の利益の伸び率が縮小するとの見通しを示した。
     ドイツの大手自動車部品メーカー、コンチネンタルは、中国の1月の自動車生産が前年比で2桁の減少を記録するとの見通しを示した。同社のウォルフガング・シェーファー最高財務責任者(CFO)は、これが「われわれの受注に直接的影響」を及ぼすと語った。
     中国経済の減速はアジアに特に大きな打撃を与えている。
     アジア諸国の対中輸出は、衣料品、自動車から中国の巨大製造業企業を支える技術に至るまで多岐にわたる。昨年末にかけての中国の需要の落ち込みは、著しいものだった。その落ち込みは、より好調だった時期を含む昨年1年間のデータでは、覆い隠されている。こうした状況は、中国の輸入の15%を占め、同国の成長に欠かせない半導体の分野で特に明確になっている。
     韓国の半導体メーカー、SKハイニックスは先週、2018年第4四半期の利益が、第3四半期と比べ28%減少したと発表。その要因として、中国の高級スマートフォンの需要減と米中貿易紛争を挙げた。アップルに部品を供給する日本電産も今月、同様の要因から、収益見通しを下方修正した。
     対中輸出が輸出全体の4分の1を占める韓国では、12月の輸出額が前年同月比で14%減少した。
     米カリフォルニア州に本拠を置き、画像処理用チップを中国に輸出している半導体大手のエヌビディアは31日、中国の需要低迷を理由に、2019年度第4四半期(11〜1月)の売上高見通しをこれまでから5億ドル引き下げ、22億ドル(約2400億円)にすると発表した。
     欧州は、差し迫る英国の欧州連合(EU)離脱や、フランスで経済的な不満を理由とした抗議行動が起きるといった政治的トラブルのなかで、中国経済減速の打撃を受けている。欧州はまた、米国と欧州最大の経済国であるドイツとの間で起きている貿易面での紛争にも苦しんでいる。ドイツは昨年、辛うじて厳密な意味でのリセッションを回避した。
     中国は近年、欧州の製造業者にとって、ますます重要な顧客になっている。中国は2017年までに欧州にとって米国に次ぐ第2の輸出市場となった。2017年のEU輸出のうち中国が占めた比率は10.5%と、2007年の5.8%から上がっている。
     ナイキに次ぐ世界第2のスポーツウエアメーカー独アディダスは昨年11月、同年第4四半期に中国事業が減速するだろうと注意喚起していた。
     中国の小売売上高の伸びは昨年末ごろ、過去最低に近い水準にまで落ち込んだ。個人消費減速の兆候も、あらゆるところに表れている。
     北京にある異文化交流関連の国営企業に務めるワン・ユーさん(36)は、経済が減速しているため、今年の春節(旧正月)はどこにも行かない予定だと話している。去年はタイとネパールで休暇を過ごした。
     ミルクティーの店の前で並んでいたワンさんは、自分が勤める企業について、「プロジェクトも、ビジネスも、収入も減っている」と述べ、「上司はまだレイオフを発表していないが、検討はしているとはずだ」と話した。
     香港に本拠を置く宝飾品および時計メーカーは2018年末ごろに急激な減速を記録した。中国人客からの需要減退が主因だった。
     宝飾品販売の六福集団は今月、2018年10~12月の既存店売上高が前年同期比10%減少し、中国本土で14%減少したと発表した。周大福ジュエリー・グループの中国本土の既存店売上高は、同時期に7%減少した。
     中国経済の減速は、中国と競合するアジア製造拠点で一部の業績を後押ししている。これらの国は近年、一部の市場に対してより安価で輸出することで、中国に取って代わる存在となっている。
     インド南部チェンナイの履物輸出業者、ラフェーク・アハメドさんは自社の製品が、関税負担に直面する中国の競争企業に比べ、米国の顧客を引きつけていると語った。今年の売上高は前年比で25%増の2億ドルに達する見込みという。アハメドさんによれば、インドのこうした明るい見通しにより台湾の投資家らは生産設備を中国から移転する決定を下すかどうか検討しているという。
     アハメドさんは「われわれにとって好影響をもたらしている」とし、「われわれはより多くのビジネスを獲得しつつあり、うれしい。(貿易紛争が)より厳しくなることを祈るばかりだ」と述べた。
     彼の興奮は時期尚早かもしれない。インド西部ムンバイに拠点を置くケア・レーティングスのチーフ・エコノミスト、マダン・サブナビス氏は、「中国はすべての諸国へ輸出品を押し込もうとするだろう。地理的に近いアジア諸国についてはより多くなるだろう」と指摘した。
     幾つかのケースでは、中国企業は国内での落ち込みを埋め合わせるため、既に海外向け供給を拡大している。2018年の中国鉄鋼品の純輸出は年間でみると前年比で減少したものの、第4四半期だけでみると前年同期比で3.5%の増加を示している。こうした状況に対応するため、ベトナムの鉄鋼大手ホアセン・グループなどアジア地域の生産業者は投資計画を見合わせ、在庫の削減に努めている。
     中国の石油精製業者も輸出を拡大しつつある。昨年の同国石油精製品輸出は前年比12.4%増加し、過去5年間で2番目の伸び率となった。
     フィッチ・ソリューションズのクレジットアナリストは「中国からのガソリン輸出増加見通しに伴い、(アジア)地域のガソリン精製マージンは下落リスクがある」と指摘。「最も影響を受けそうなのがとりわけシンガポールや韓国などのガソリン精製大手だ。これら企業のガソリン主要輸出先は中国の精製業者が狙っている地域と重複している」と述べた。
     海外の一部産業分野では中国からの需要が高まっているケースもある。中国によるオーストラリア産石炭の輸入は昨年、4%増加した。同国産鉄鉱石の輸入は年間全体では1%減少したが、第4四半期でみると1.2%の増加を示している。
     それでもやはり中国の景気減速はオーストラリアのサービス分野に重くのしかかりつつある。観光産業と教育分野はオーストラリアにとって主要な外貨獲得源に含まれているが、これら分野の成長は中国によって加速したものだった。語学学校を運営する教育サービス会社、ナビタスによれば、今年は昨年のようなペースで中国人学生を集めることができずにいる。シドニー空港を利用した中国人は2017年には17%の増加だったが、昨年はわずか4.5%にとどまった。



    | author : 山龍 | 12:01 AM |
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