山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 今年のアベノミクス2018
    中国が世界第2位の経済大国と言ったところで、「2位」でしかありません
    アメリカは1位、日本は3位。1位と3位の日米が提携して対中政策を実施すると
    中国には逃げ場がないのです
    何年も前から、アベノミクスの3本の矢である規制緩和による経済成長は外圧で行い
    そのための日米同盟やTPPであるとしてきましたが、今、起こっていることが
    まさにそれです
    米中が弾の打ち合いをしている中で、従来の霞が関の官僚の屁理屈など吹っ飛んでしますのです(笑)

    中国はアメリカをライバル視していますが最大の輸出国ですから、関税が高くなり
    貿易規制ができると輸出が滞ることで生産現場は悲鳴を上げます
    習近平国家主席がいくら強がりを言ったところで、そんなものを真に受ける者はおらず
    真に受けてるメディアでも朝日、毎日、共同、中日(東京)くらいで
    現実は大いに困窮しています
    また、中国は盛んに「アメリカはWTOルールに反している」といいますが、アメリカは
    この時のためにWTOの理事の首切りをして機能不全にしています(笑)し
    中国は多くのWTO違反をしながら、相手国が中国の市場へのアクセスを失いたくない
    から黙認していたという事実を鑑みれば、どの口が言うんだという話ですから
    米中以外の第三国からの応援は得られません

    更に7月には、「中国は為替操作をしている」とトランプ大統領が非難し、すべての中国
    との貿易に高関税を適用する準備をしていると発表しました
    これは逃げようのない事実で、誰もが人民元を安値誘導しているのは知っていますが
    前出の理由と同じで、中国を刺激したくないから黙っているのです
    現実問題として、中国が世界から「自由な貿易を望むなら為替の自由化が必要だ」と
    変動相場制への移行を迫られれば、立ちどころに中国ははじけ飛びます
    同時に、為替の自由化は資本の自由化を意味しますから、「外国資本が自由に中国へ
    投資する自由を認めろ」と言う話になり、その結果、中国資本も海外へ流出します
    現在の中国政府は、外資の出資枠を設けキャップがありますし、進出してきた外国資本
    には共産党との約定を結ばせ定款への記載義務を強制しています
    外資であっても外資に支配権を持たせず「チーママ」扱いできるようになっているのです

    日米が目指すところは、中国の国家転覆ではありません
    あくまで、中国共産党の一党独裁体制を崩すことにあります
    戦後、アメリカを含む西側各国は、中国が豊かになれば一党独裁ではなく自由主義に
    ならざるを得なくなると推定し、経済発展に協力してきましたが、大国になっても
    中国は自由になるどころか、剥き出しの野望を掲げつつ体制を強化する方向に進みました
    米中暖戦は、過去の温い対中戦略を一掃し、強硬に中国を押さえつける戦略にシフトした
    だけのことで、正しいとか間違っているという話ではなく、長い目で見れば、この戦略が
    世界の平和と発展に寄与します

    先日、対日貿易でトランプ大統領が自動車関税を引き上げると発言した裏には
    李克強首相が来日し北海道を訪れ、トヨタのEV工場を見学し、その時にトヨタ社長が
    巨大なEV工場を中国に建設すると発言
    さらに、日本の経済特区制度を使い、トヨタが水不足で悩む中国へ水を輸出する用意が
    あると進言したことが、アメリカ政府、特に国防省と商務省の怒りを買いました
    米中貿易戦争の最中、兵器産業への転用がありうるEV技術の中国への流出や
    トヨタのトップ自らの中国への媚びにアメリカは怒り、じゃあ勝手にどうぞ
    そのかわりトヨタを含む日本車には25%の関税を設けることにしますよと釘を
    刺したのです
    この発言で安倍総理に泣きついてきたトヨタですが、蒔いた種は自分で刈ってください
    いち民間企業が何を行おうと勝手ですが、政府方針に逸れたことをすれば、おのずと
    そのような結果を招きますと突き放しましたが、左翼を内包するトヨタ労組への対応不備
    も官邸の怒りを買っています
    日本は今のところトヨタですが、グローバル企業への手綱を付ける動きは日本だけでなく
    今後ともに世界中に広がっていきます


    | author : 山龍 | 12:00 AM |
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