山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 時事
    全く盛り上がらないオリンピックです
    北朝鮮に隣接する日本だけでなく、世界的にも盛り上がっていませんが、予想通り北朝鮮は
    平昌五輪を「政治の場」として利用してきました

    親北の韓国政府は南北会談に前のめりですが、北朝鮮の時間稼ぎになるだけで
    朝鮮半島の非核化という根本的な問題解決にはつながりません
    北朝鮮は、金正恩の妹である金与正氏を送り込んできました
    北朝鮮の代表団団長は、形式的なナンバー2である金永南・最高人民会議常任委員長ですが
    実質的なナンバー2である与正氏とどちらが偉いかは、誰の目にも明らかです
    金与正氏は文大統領に南北首脳会談を投げかけ、朝鮮半島問題は結局北朝鮮が主導権を
    握ることとなっています

    もちろん日米も手をこまねいていたわけではありません
    アメリカはペンス副大統領を平昌五輪に派遣し、「北朝鮮が核・弾道ミサイル開発を放棄
    するまで同国を経済的、外交的に孤立させ続ける必要があるとの認識」で日米韓は一致
    していると強調しました
    ペンス副大統領は「問題は言葉でなく行動だ」と、北朝鮮に非核化に向けた具体的な行動
    を促すよう、文大統領に求めました
    ペンス副大統領は、9日に文大統領が主催した平昌五輪事前歓迎レセプションに
    事実上欠席。ペンス副大統領と安倍首相はレセプション開始時刻を経過してから
    会場入りしました。その後、ペンス副大統領は、レセプション会場に入っても主賓の席に
    座らず、金永南氏を除いた要人らと握手して、立ち去っています
    韓国としては、レセプションのテーブル座席配置にも米朝の了解を得ていたつもりで
    同じテーブルでペンス副大統領と金永南氏が同席するだけでも絵になるともくろんで
    いたようです。これはトランプ大統領が訪韓した時に、予定していない慰安婦が同席
    したのと同じ構図で、アメリカも日本も韓国の行動を予測していました
    ペンス副大統領側は「北と接触回避ではなく、無視したのだ」と話しています

    この辺りが韓国の分別の無さで、北朝鮮団の事実上トップである金与正氏は、アメリカの
    制裁対象者ですから、アメリカとしては無視するのは当然の行動ですが
    それを考えずに同席を演出しようとする韓国政府に、すでに信頼はありません
    ペンス氏の行程を追うと、日本を訪れた際は横田基地に立ち寄り、韓国の場合は
    烏山空軍基地に行きました。これは、トランプ大統領と同じで、その行程は常に米軍が
    護衛しています。そして、トランプ大統領と同じように、在日、在韓米軍の兵士を
    労っています。目前に迫った「半島危機」が起こった場合、これに対処するのは兵士
    ですから、副大統領として彼らを労うのは当然の行動です
    訪韓時、ペンス副大統領は文大統領に「米国は、北朝鮮が永久的に不可逆的な方法で
    北朝鮮核兵器だけでなく弾道ミサイル計画を放棄するその日まで、米国にできる最大限の
    圧迫を続ける」と伝えたといいます。訪韓前に日本で安倍首相と行った首脳会談でも
    「近日中に北朝鮮に最も強力かつ攻撃的な制裁を加える」と明らかにしています
    安倍首相は、平昌五輪の開会式に参加するのは乗り気でなかったのですが、アメリカと
    ともに文大統領に「(北朝鮮非核化の)時間猶予は平昌五輪・パラが終わるまで」と
    最後通牒を言うために訪韓したのと、有事の際の在韓邦人救出で、未だに自衛隊の入港を
    拒んでいる韓国に対して、入港を認めなければ在日米軍出動の許可を出さないと通告を
    しに行かれました

    9日の日韓首脳会談では、安倍首相が「米韓合同軍事演習を延期すべきではない」と主張
    したことに対し、文大統領は内政問題だと反発しましたが、極東アジアにとって朝鮮半島
    の非核化は、もはや韓国のみの問題ではありませんから、内政干渉にあたりません
    一方、アメリカのマティス米国防長官は、平昌パラリンピック(3月9~18日)後に
    軍事演習を再開することを明言しています
    日米が韓国に当たり前のことをいわなければならないのは、北朝鮮が文大統領に攻勢を
    仕掛け、文大統領が見るも無残に掌で転がされているからです
    北朝鮮は米韓軍事演習などを中止し、訪朝を最優先とすることを要求し、金正恩氏は
    9月9日の北朝鮮建国70周年までに南北首脳会談を実現したいと伝えられていますが
    これは北朝鮮の時間稼ぎでしかありません。北朝鮮の核・ミサイル技術はロシア製で
    あるので、その進展具合は技術的に読むことが可能です
    アメリカ到達する弾道弾について、実戦配備可能な技術的な時期はあと3ヵ月から
    6ヵ月以内というのが通説ですから、何としても時間を稼ぎ優位に立ちたいのでしょう

    さて、アメリカはあくまで北朝鮮の非核化を要求しますが、この数ヵ月で北朝鮮の非核化が
    実現すると考えるほど甘くなく、もともと、1991年12月に北朝鮮の金日成氏と韓国の
    ノ・テウ大統領との間で、朝鮮半島非核化宣言は合意済みだったにもかかわらず、北朝鮮は
    それを破って、核・ミサイル完成まで今一歩というところまで来ています
    金正恩としては、これまでの苦労を無駄にして非核化するはずないのは誰の目にも
    明らかですから、今回の北朝鮮の訪韓の初期段階で、文大統領が非核化について口にしたら
    北朝鮮は五輪に参加しないと脅し文句を口にしたところ、情けない文大統領は、その後は
    非核化を一切口に出せなくなってしまいました
    文大統領は人間的に争いに弱く、安倍総理との会談でも安倍総理が語気を強めて言うと
    ほとんど返答できないくらい顔が真っ青になったと言います。韓国が一方的に公表した
    日韓合意に関する新方針を「受け入れられない」と断じ、その迫力に押されたのか
    文在寅は日韓合意を破棄しない▽再交渉しない▽「和解・癒やし財団」は解散しない
    ▽日本が拠出した10億円は返還しない-など4つを明言しました
    日本のマスコミはちゃんと伝えてください

    朝鮮半島の非核化について、もはや韓国は当事者能力を失っています
    中ロはまったく頼りになりません。最終的には、米朝がどうなるかだけです
    アメリカは、やられる可能性があればやられる前にやる国です
    もはやアメリカにとって北朝鮮情勢は「攻撃してもいい段階」と言えるかもしれません
    平昌五輪前日、北朝鮮では軍事パレードを行い、そこで「火星15」とみられるICBMも
    披露しました。これまでの歴史で、アメリはでっち上げても軍事オプションのきっかけを
    作ってきた国です
    今の北朝鮮情勢は、かつてのキューバ危機に非常によく似てきています
    キューバ危機では、それが賢明にもミサイル撤去したので、大事に至りませんでしたが
    金正恩が「非核化」を行えるのかどうか。かなりの瀬戸際というより、不可能に見えます
    2月2日、アメリカ政府は新しい「核態勢の見直し(NPR:Nuclear Posture Review)」を
    公表し、その中で戦術核にも言及しています。朝鮮半島をその新戦略の実験場にしようと
    いう声も現実あるのです
    文大統領は、北朝鮮の非核化をせずに半島統一をもくろんでいる節のレポートを読みました
    もしも統一朝鮮が「核保有国」となり、中国のみならず、朝鮮半島も核を背景に対日圧力
    をかけてくるなら、今のうちに北朝鮮の核の芽を摘んでおく方が日本の国益になります


    | author : 山龍 | 12:00 AM |
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