山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 時事
    マスコミと言うのは相変わらずです
    下記はNHKのニュースです。こんな程度の報道機関なら受信料を徴収する意味は
    ありませんから解散したほうがいいですね
    世界は混とんとしてきた時期に、また国会がバカな野党とマスコミのせいで紛糾します



    調査マニュアルには正しい手法 現場では是正されず 賃金統計
    2019年2月2日 NHK
    厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」が不正な手法で行われていた問題で、調査のマニュアルには本来の正しい手法が記されていたことが分かりました。多くの職員が目にするマニュアルに反した調査が行われていたのに、是正されることはありませんでした。
    労働者の賃金の実態を雇用形態や職種ごとに把握する厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」は全国の労働局を通じて行われ、事業所に出向いて調査することになっていますが、実際にはほぼすべて郵送で行われていました。

    この問題で、厚生労働省から全国の労働局に配られた昨年度の調査マニュアルには「調査は実地で行う」と、本来の正しい手法が記されていたことが分かりました。

    多くの職員が目にするマニュアルに反した調査が行われていたのに、労働局の現場で不正が是正されることはありませんでした。

    厚生労働省は、本省の担当部署も不正な手法で調査が行われていることを少なくとも13年前には把握していたとしていて、不正を認識しながら長年にわたり放置していたとみられています。

    この統計調査をめぐっては別の統計の不正発覚を受けて先月行われた政府の一斉点検の際に、担当室長が意図的に不正を報告しなかったことが明らかになっています。




    厚労省の統計不正をきっかけに、霞が関の統計に対する信頼が揺らいでいるのは確かです
    現在の党系システムは各省庁でさまざまな統計調査を出しており、それぞれ職員を
    割いているものの、その人数が少ない、能力が低い、要は前に書いた通り「人手と予算の
    不足」が原因です

    政府内で統計問題が議論されたのは、2004年の小泉政権で示された「骨太方針」からです
    その当時の各省庁での統計職員数をみると、内閣府63人、警察庁6人、総務省590人、
    財務省85人、文科省20人、厚労省351人、農水省4674人、経産省343人、国交省75人、
    人事院24人、計6241人でした。農水省の統計職員が圧倒的に多く、各省で人数の
    ばらつきがありました
    その後、日本の統計職員は大きく減少しました。'18年の各省庁の統計職員数は
    内閣府92人、警察庁8人、総務省584人、財務省74人、文科省20人、厚労省233人、
    農水省613人、経産省245人、国交省51人、人事院12人、計1940人です
    '04年のころ、人口10万人あたりの統計職員数はおよそ5人でしたが、10万人当たり
    およそ2人にまで減少しているのが現状です

    海外の人口10万人あたりの職員数と比較すると、アメリカ4人、イギリス6人、
    ドイツ3人、フランス9人、カナダ15人と、現在の日本は「統計調査そのものの意味」
    を政治家、役人とも理解しているとは思えません
    国の統計事務の「司令塔」となるのは総務省の統計委員会というところですが
    それ以外の大所である厚労省、経産省、とりわけ農水省は大きく人員を減らしています
    これまで農水省に多くの統計職員が割かれていたのは、日本は農業立国だという
    意識から農業統計が重要視されていたためです
    時代のニーズが変わったのはわかるが、なぜその減員分を他省庁に振り替えることが
    できなかったのかは、縦割り行政の弊害の最たるものと言わざるを得ません

    統計職員の減少は、霞が関官僚が数学の素養を必要とする統計を軽視していることにあり
    文系官僚が跋扈する霞が関では、ジェネラリストの文系キャリアがトップになり
    スペシャリストの理系は出世できない構図のままです
    今回問題になった厚労省はその典型で、ハッキリ言って、財務省や外務省などに比べれば
    厚労省は「格下」ですから、そんな厚労省で威張る文系キャリアがいる一方で、医師免許
    を持つ医系技官はせいぜい局長止まりという構造になっています
    医学では、薬品効果の検証などで統計分析が必要になるのは言うまでもありません
    したがって統計ユーザーとしての素質はかなりある、あってしかるべきですが、彼らの能力
    が生かされる場は、今の霞が関の構造では、まず設けられないでしょう
    また、厚労省には年金数理を扱う技官もいます。数学の専門家である彼らにとって
    統計処理は朝飯前の仕事ですが、ここにも縦割り行政の壁があり、彼らを旧労働省関係の
    統計部門で活用することはまずありません

    こうして統計事務は、さほど専門性のないノンキャリアが中心になって担うことになり
    結果として、日本の統計業務は世界から見劣りしたままの状態です
    ビッグデータも活用される近年、海外の統計スペシャリストは高給取りです
    しかし、文系ばかりの官僚の世界では、日本の役所は低い扱いを受けています
    今回の不祥事は、統計職員に対し、省庁縦割りの弊害と、人員と予算をカットしすぎた
    悪影響が出た結果であり、文系学歴だけが高く数字に弱い現在の霞が関のシステムを
    抜本的に改革しない限り、今後も同じような問題が噴出します
    ボクから見れば、文系の大学すら要らない時代になってきているのですが…


    | author : 山龍 | 12:00 AM |