山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 時事
    下記はAPの記事でメルケルの新年へ向けた言葉だそうです

    ハプスブルグ家の失敗から大戦を経験し、長い時間をかけて作り上げたEUという
    共同体は、そう遠からず崩壊するでしょう
    メルケルは、自分がその蓋を開けた自覚がありません
    二つの大戦後、世界は平和を模索し、グローバルに一つに集約されていくという幻想を
    夢見てきました
    それは、「創造と崩壊」という世界中で言われる言葉に表れていますが、戦後の60年は
    「創造」ばかりを見て「崩壊」を忘れ、とくにEUではブリュッセルのエリートたちが
    都合よく「崩壊」の事実を隠してきたので、EUには輝く未来があったような錯覚が
    ありました
    しかし、当たり前のことですが「創造と崩壊」には、まず「崩壊」があって、その後に
    「創造」が訪れます
    言葉で言うように同時進行するものではないのです
    二つの大戦が「崩壊」であり、その後の60年が「創造」でしたから、EUは「創造」の
    方向性は正しかったものの、手順、順序、公平性を間違い、現在訪れている
    「崩壊」のプロセスに、多くのEU市民がNOを突き付けています

    メルケルのような東ドイツ出身の左巻きにはトランプ大統領の出現、その政治手法や
    言動など、許せない事ばかりでしょうが、それは思想や感情論であって現実を
    直視できているとは思えません
    現実は、この10年余り、EUやドイツの指導者がEU市民を騙し、分断の事実を認めて
    来なかっただけのことで、トランプ大統領やEUで台頭する自国主義勢力は、現実に
    ある分断を表面に露出しただけのことです
    グローバル志向のエリートには響きの言い言葉が、「忘れ去られた者」と自らを定義する
    多くのEU市民には屈辱的で許せないという構図は、まさに「崩壊」のプロセスそのものです
    2019年は2018年に表面化した世界の分断が更に顕著化し、安全保障、金融
    国籍などで局地的な騒動が起きる可能性が高くなります
    「色々な個所から世界を見ている」リーダーたちと、「決まった場所から世界を見ている」
    世界中にいる普通の人たちの分断は、是正しきれない深い溝になり、情報化がそれらを
    包み隠そうとするものを暴き、世界は混とんとします
    それらは、戦後培われたリベラルな精神や構造が、すごく非道徳なものに見え始め
    国家や国境は大きな壁を作り経済を後退させますが、歴史を振り返れば、新しい価値や
    新しいルール作りの時は、概ね、こんな感じです
    人の人生は運が大半を占めています。現代の日本に生まれたこと、そのものが運がいいと
    アフリカの僻地や中東など、日本より悪い環境の方が多く、昔より今の方が人権も尊重され
    長い時間をかけてよい方向へ向かっているとわかれば、分断も積極的に受け入れられるでしょう




    独メルケル氏「国際協調に圧力」 自国第一主義けん制
    新年に向け挨拶
    2018/12/31
    【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル首相は31日、新年に向けた挨拶のなかで「国際協力の確かさが圧力にさらされている」と懸念を表明した。他国の利益にも配慮することが結果的に問題解決の最善の道につながるというのが「2度の世界大戦の教訓」だったはずなのに、こうした考え方は「もはやすべての人に共有されているわけではない」と述べた。
    メルケル氏にとって2018年は厳しい年になった=AP
    メルケル氏は世界が抱える「決定的な問題」として地球温暖化、移民問題、テロとの戦いを挙げた。温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定からの離脱を表明するなど、自国第一主義を掲げる米トランプ政権をけん制したものとみられる。ドイツはこうした状況のなかで「より責任を引き受けていかなければならない」と強調した。
    ちょうど100年前の第1次大戦終了後、米国は孤立主義への道をたどり、国際協調の枠組みが十分機能しないまま、世界は第2次大戦に突き進んだ。各国が自国の利益を露骨に主張しあう現在の状況が、当時に似ているとの見方が欧州で広がっている。
    2018年はメルケル氏にとって、与党の支持率の低下が止まらなくなり、党首退任に追い込まれるという厳しい年になった。メルケル氏は連立協議が難航し、政権発足後も内輪もめが続いたことについて「多くの人が政府に対して不満を抱いていたことは分かっている」と指摘。そのうえで21年の任期終了後、政治の表舞台から退く考えを改めて表明した。
    極右やポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭するなか、19年5月には欧州議会選挙が控えている。メルケル氏は欧州連合(EU)が将来も自由や繁栄のためのプロジェクトであるために、有権者に選挙に参加するように呼び掛けた。英国のEU離脱については、離脱後も「緊密な協力関係を維持したい」と語った。







    | author : 山龍 | 12:00 AM |