山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 時事
    6月12日にシンガポールでの開催が再び決定した米朝首脳会談
    しかし、北朝鮮が外貨不足でホテル代金を払えないという情けない話が伝わりました
    だいたい、ホテル代も払えない国がミサイルや核で近隣諸国を威嚇するって(笑)
    開催当日まで波乱は続くでしょう

    韓国の文在寅大統領の“活躍”に日米外交・安全保障関係者の「『注目』が集まっている」とと報ずる韓国メディアもありますが、話が全く違います
    正確には、アメリカと北朝鮮の会談が終わるまで何もするなと言う状況に追い込まれて
    いるのです(笑)

    1カ月の間に2回の南北首脳会談に臨んだ文大統領は、北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩委員長
    とドナルド・トランプ米大統領との「橋渡し」役をすると宣言していますが
    金委員長の発言や意思を「加工」し、米韓首脳会談でトランプ大統領に説明していたと
    する疑惑が日米外交・安全保障関係者の間で浮上し、今後も「加工」説明を繰り返す
    可能性が高いという見方をしており、CIAからは、「『注目』も間違い。金正恩政権に
    肩入れし、米政府の判断を誤らせかねない危ない文大統領を『監視』している」という
    ことが日本政府に明かされています(笑)

    トランプ政権にとり、「北朝鮮が大好き」な文在寅政権は、信頼している安倍政権とは違い
    敵か味方かを断定する「彼我の識別」に困難が伴います
    敵だと最初から身構えられる金委員長との駆け引きの方が、ある意味でストレスがなく
    そのストレスはトランプ大統領の書簡にも書かれていました

    トランプ大統領は5月24日、米朝首脳会談の中止を表明し、金委員長宛に送った
    書簡には次の文言が書かれています
    《私たちは、会談は北朝鮮が求めたものだと伝えられたが、それが見当違いだったということが分かった》

    日米外交・安全保障の関係者が、「橋渡し」役を自任する文在寅政権は、北朝鮮の
    米朝首脳会談実施に向かう姿勢と言動を「加工」した上で、トランプ政権に伝えていたと
    結論付け、書簡にはトランプ大統領の不快感を示唆したとされています

    米国は「完全かつ検証可能で不可逆的な北朝鮮の非核化=CVID」を要求する
    対する北朝鮮は中国の習近平国家主席との2回目の中朝首脳会談など複数の声明で
    「関係各国が責任をもって『段階的かつ同時並行的な措置』を講じ、最終的に朝鮮半島
    の非核化を実現させることを希望する」
    トランプ政権の《CVID》=先行核放棄要求を突っぱね、事は平行線のままでした

    ところが文大統領以下、韓国の閣僚・特使らは、トランプ氏を含む米政権の
    カウンターパートに、「金委員長の非核化への情熱はホンモノだ」と刷り込み
    続けてきたのです
    半面、一部の日米外交・安全保障関係者の間では、もっと悪質な仮説が出回っています
    北朝鮮側が米朝首脳会談開催の意欲を明言しなかった可能性が有るという見方です

    《例えば、南北首脳会談で「どうか、トランプ大統領に自分(金委員長)が
    米朝首脳会談を希望していると伝えてほしい」と作戦上、文大統領に明言しなかった
    可能性があるという見方です
    それに慌てた韓国側が「トランプ大統領は、本心ではICBMの米本土襲来を恐れ
    米朝首脳会談を望んでいる」などと吹聴→米朝首脳会談の開催条件と議題を
    勝手に緩和し告げた上で→「米朝首脳会談の絶好機だ。会談しましょうよ」などと勧誘→
    本音では何としてでも経済制裁解除に持ち込みたい金委員長らに「首脳会談を
    検討してもいいよ」と言わせ→米側には「金委員長の米朝首脳会談熱望姿勢」を報告した…》
    という内容です

    仮説が事実なら、「橋渡し」役による「粉飾伝達」どころではなく、金正恩政権の延命を
    謀る「売り渡し」役による「捏造伝達」に等しい行為です
    事の真偽は別にして、文在寅政権はなぜ、そこまでして米朝首脳会談開催に
    こぎつけたいのかと言えば、「橋渡し」役を演じきり内外に影響力を行使したいという
    野心と、韓国が戦場と化す事態を防ぎ、景気・雇用を浮揚させたいという思惑です

    更に、韓国の着地点は、朝鮮戦争の終戦調印→米朝平和協定締結→在韓米軍撤退→
    連邦制移行→北朝鮮主導も視野に入れた南北統一…などなど
    一連の野望と希望的観測には金正恩政権を延命させることが大前提となります

    この文在寅政権の危ない臭いをウォールストリート・ジャーナルも嗅ぎ取っていて
    WSJの社説(5月28日)はタイトルからして「危険臭」を看破していました
    《米朝首脳会談 米韓は同床異夢 韓国の文大統領が目指すゴールは
    米国と同じではない》
    内容も文大統領の正体に肉薄しています
    《米朝首脳会談開催は米国の利益にかなう結果を達成するためのプロセスだ。
    このプロセスと結果は、米国の安全保障以外に優先させるべき事柄がある
    韓国の大統領には任せられない》
    社説はまた、朝鮮半島の非核化=在韓米軍撤退といった北朝鮮の言い分をうのみにし
    《北朝鮮への見返り提供を米側に迫っている》文大統領を信用しないよう書かれています

    WSJ社説のトーンは、トランプ政権の「対韓警戒度」を言い表したもので
    WSJの社説を裏付ける韓国側の動きもあります
    韓国の李洛淵首相は5月27日、記者団を前に答え、「非核化問題に関して『韓国は
    あまり深く入り込まないでほしい』と、米国が(4月27日の南北首脳会談に際して)
    要請してきた」、「韓国が乗り出して事態がもつれかねない問題もあり、韓国政府は
    (最近)発言を『自制』している」
    素直な告白には驚きを通り越して呆れますが、いまだ『自制』したようには見えない
    と言うより、韓国はこういう国です(笑)

    こうして、トランプ政権が米朝首脳会談をめぐる韓国と北朝鮮の「共闘」に
    疑心暗鬼ながらも実施を視野に入れていた矢先、またもや北朝鮮はミスを犯しました
    米FOXニュースの報道番組で、マイク・ペンス米副大統領が「(トランプ大統領を
    翻弄できると考えているとしたら)大きな間違いだ」と北朝鮮に警告
    これに対し崔善姫・外務次官が談話(5月24日の朝鮮中央通信)で噛み付き
    「身の程知らず」
    「彼がどんなに政治的にマヌケであるか、推測して余りある」
    「米国がわれわれと会談場で会うか、『核対核の対決場』で会うかは、全面的に米国の
    決心と行動いかんにかかっている」
    「米国が経験したことのない、想像もできぬほどの恐ろしい悲劇を味わわせる」

    北朝鮮の場合、「官僚の談話」は、金委員長の意思です
    失言などで簡単に死刑にする金委員長の意思を差し置いて発言することなど有りません
    後々、言い訳可能の私的な発言として談話を出しますが、それは出来レースです
    まさかトランプ大統領が「談話」に反応し、米朝首脳会談中止につき書簡=「公式声明」で
    応じるとは考えていなかったようです

    ただ、北朝鮮を調子に乗せたのは中国でしょう
    今年に入って醸し出された北朝鮮の“融和ムード”を激変させ、反り返った態度を
    復活させた裏には、2回目の中朝首脳会談における、習主席による米朝首脳会談の
    条件を有利にする「入れ知恵」があったとアメリカは見ています
    中国としては、北朝鮮が強硬姿勢に戻れば「米国は中国を頼り、朝鮮半島問題での
    影響力を取り返せる」と踏んだのでしょう

    米国は、北朝鮮との戦いを準備する一方、「橋渡し」役の韓国と「入れ知恵」役の
    中国との闘いを強いら・・・。単純化すると-
    《史上最悪の中朝関係》→《水面下での米中接触~中朝国境のヒト・モノ・カネの流通管理》
    →《察知した金委員長が大慌て》→《平昌五輪などをテコに米朝接近》→《習主席が大慌て》
    →《習主席が金委員長と2度の会談~中朝国境のヒト・モノ(恐らくはカネも)の往来が
    一段と活発に+習主席が「入れ知恵」》→《習主席の「入れ知恵」で北朝鮮の強硬姿勢が
    復活》→《中朝関係の希薄化も狙いトランプ大統領が米朝会談中止宣言》→《金委員長と
    文大統領が驚愕》→《金委員長の焦りを見破ったトランプ大統領が米朝会談開催示唆》
    「橋渡し」役の韓国に加え、「入れ知恵」役の中国が極めて難しい交渉を余計に難しく
    している構図になります

    トランプ大統領の米朝首脳会談中止宣言で「橋渡し」役を演じる文大統領のメンツは丸潰れ
    中止宣言の2日前にワシントンで米韓首脳会談を行っていたことで、恥の上塗りになりました
    米朝首脳会談実現へ高まる希望を抑えかねている金委員長と2回目の南北首脳会談(5月
    26日)を急遽開き対応を協議したのでしょう
    文大統領によると、首脳会談は「北朝鮮側の提案」だとされていますが、日韓の軍事筋は
    メンツ回復を意図した「韓国側の提案」という政治判断だと伝わっています

    確かに、北朝鮮にはホテル代もない(笑)
    韓国は米韓FTAを棚上げされ、危機的上昇を続けている為替レートの為、経済で国民の
    不満が鬱積している
    この両国に対して、アメリカと日本は慌てる要素がありません
    北朝鮮が再び核実験やミサイル実験をすれば、北と取引している韓国や中国に対して
    経済制裁を実施する用意もできていますから、今は只、機が熟すのを待つのみです


    | author : 山龍 | 12:00 AM |