山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 時事
    法案で使われる文章や単語は独特のもので、慣れないと官僚にいいようにあしらわれます
    例えば、規制緩和を例にとると、「民営化」という世界の風潮がありTPPでもコアな
    部分ですが、官僚は世界の流れなど天下りの為ならお構いなしで、スピーチでは「海外
    と違い、日本の特殊事情により」とお決まりのセリフを言います
    これは本当の話で、日本ほど天下り団体がある国は社会主義国以外にありませんから
    正に‟特殊事情!!“(笑)
    文科省OBの前川氏を見ればわかるように、恥や罪悪感はゼロ。死んでも治らないでしょう
    から、こういう官僚を使っている時点で改革は進まず、けっか、最後につけは国民が
    払うのですが、国民は払う頃には忘れてる…という連続です
    公文書にしろ天下りにしろ、懲罰規定を見直し、個人責任を追及しなければ
    官僚は組織のためにしか働きません

    法案に、「民営化」と記せば大臣は自分の手柄のように喜びますが、官僚から見れば
    わざと喜ばせてやっているだけ。年功序列で閣僚になった議員ほど簡単に騙されます
    法案文章は、たったの一文字で中身を変えられます
    国民は「法律に民営化と書いてあるじゃないか」と考えるでしょう
    しかし、有識者と言われる方々が集まって論議するばかりで、何時になっても民営化されず
    国民もフラストレーションがたまるのが嫌だから、「どうせ政治家が」と論理をすり替え
    自らの無知を転嫁しますが、霞が関ルールに基づく霞が関文法では、「民営化」は
    3通りあります
    一つ目は、民間が所有し運営する「完全民営化」。多くの国民が考える通りの民営化です
    2つ目は、政府が株式所有し民間が運営する「特殊民営化」。郵政などがこれにあたり
    政治や官僚が店舗数まで指定する‟名ばかりの民営化“で、海外では民営化と呼びません
    3つ目は、政府が根拠となる法律を作り持つ「特別民間法人化」という、「民間」と
    いう文字だけ使った国営組織で、農林中金など必要ない組織ですが、ややこしい金の
    出所として存在しています

    わかりにくい3つの民営化が何故存在するのかと言えば、天下り先の存続以外は
    何一つ存在理由は無いのですが、特に財務省の所轄を侵し議員が民営化などと発言すれば
    1年以内に発言した議員事務所に国税が査察に入るなど、ざらにあることですから
    背に傷がある議員は財務省には逆らいません
    自民税調に所属している議員には国税は入りませんし、マスコミもそれを知ってて
    報道しません。自社へ国税が来たら困るからです

    この民営化という単語が法案の中では、「完全民営化」と記してあるのか、「完全に民営化」
    と記してあるのか、「に」というひと文字で区別されます
    完全民営化とあれば、文字通りの民営化ですが、「完全に民営化」とあれば、「完全を期して
    民営化」という意味不明な内容に変わるのです
    しかも、各所に見せてまわる草案では「完全民営化」と記し、法案ではひと文字付け足して
    「完全に民営化」とするなんて日常茶飯事です
    官僚はマスコミの言うような公僕ではなく、省益の為なら何でもしますし、それが出世に
    繋がりますから、自ら買って倫理違反します
    この辺は、内閣人事局の今後の課題で、今は局長級以上しか手を付けられません
    今後は、人事院を閉鎖し内閣人事局に集約すべきです
    官僚は倫理違反するものと言う前提でルールを定めなければ、納税やマイナンバーなど
    国民の信任無しに成り立たない事柄に筋が通らなくなってしまいます


    | author : 山龍 | 12:00 AM |