山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 時事
    習近平国家主席が、ほぼ永年国家主席になるであろう改革を受けて
    先進国では失望が広がっています
    歴史的に絶対君主は、内政がひっ迫すると対外強硬に出ることで国内支持を取り付ける
    という常套手段を考えると、やはり台湾海峡と隣接する日本は備えが必要です

    先般の台湾で発生した地震を受けて、安倍首相が台湾にお見舞いのメッセージを
    送るとともに、日本政府は警察庁や消防庁などの専門家チームを即日派遣しました
    東日本大震災の際には、台湾から200億円といわれる義援金が日本に送られたという
    過去もあります
    日本と中国が緊張関係にあるなかで、台湾の位置付けは常に友好的で
    台湾人の最も友好的な国には60%近くが日本をあげてくれています
    世代別にみると、20歳代が62%、30歳代が65%、40歳代が52%
    50~64歳までが53%、65~80歳までで50%となっており、若い世代ほど
    親日という傾向があります

    台湾海峡に隣接する東南アジアでも日本は好まれています
    外務省によるASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国における対日世論調査で
    「あなたの国にとって、現在信頼すべき友邦はどの国ですか」という質問に対して
    「日本」を挙げた割合は、ブルネイが24%、カンボジアが33%、インドネシアが67%
    ラオス36%、マレーシアが43%、ミャンマーが58%、フィリピンが74%
    シンガポールが41%、タイが69%、ベトナムが71%と、いずれの国でもトップ
    または上位ランクでした
    各国とも調査方法が異なるので単純比較ではありませんが、台湾が有数の親日国である
    ことは間違いない事実です
    戦前の日本統治時代における教育やインフラ整備を評価する高齢世代、それらを継承し
    現代日本の文化を肯定的に捉える若者世代まで、高い親日感情につながっています
    アジアの他の国でも似たような傾向で、こうしたアジアの親日度を考えると、中国と
    韓国の反日感情だけが異様です

    その特異性は、両国政府によって意図的に形成されたものであることを示唆しています
    日本と台湾の間に正式な国交はありません
    日本の基本的な立場は、(1)日中共同声明遵守(2)台湾独立不支持(3)台湾国連加
    盟不支持-というものです
    一方で民間交流は年々盛んになっているのはご承知の通りで、昨年の訪日台湾人数は
    456万人、訪台日本人数は190万人。台湾の人口が2355万人であることを
    考えると、台湾人の5人に1人が昨年訪日したことになり、まるで国内旅行並みの
    数字です
    日台の蜜月ぶりに中国は相当な警戒感を示していて、中国外務省は安倍首相が
    お見舞いメッセージで、蔡英文氏に「総統」という肩書を使ったことに抗議してきました
    日本政府はその後、削除したが、蔡氏から日本語で「まさかの時の友は真の友」という
    返事があったことに中国側が焦ったのでしょう
    しかし、中国と違い台湾経済は成熟し、中国が何時まで経っても越えられない
    1万ドルの壁など、とっくの昔にクリアし、1人当たり国内総生産(GDP)は
    日本が約4万ドル、台湾が約2万5000ドルです
    この水準は先進国間の経済・資本・技術交流が可能で、常に技術やアイディアなどを
    盗むことで発展してきた中国には、不安しか感じないようです
    盗人猛々しいを地で行く中国と同じ民族であっても、国家体制が違えば友好は築ける
    という好例です


    | author : 山龍 | 12:00 AM |