山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

2018年11月   <<前月 次月>>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
     
  • 今年のアベノミクス2018
    昨日の話の続きです

    下記は、財務省の財政制度等審議会の実質トップを務める
    吉川氏のインタビュー記事で、12月のものです
    これを読めばわかる通り、全く金融緩和を伴うアベノミクスの根本を
    理解できていません

    この程度です
    財務省も(笑)

    それで、その下の記事が日銀キャリアの犬、日経新聞の清水の記事です
    もう、バカバカしくて笑ってしまいます


    消費低迷の原因「可処分所得20年間伸びゼロ」 アベノミクスに疑問符
    吉川洋・立正大教授(東大名誉教授)日興リサーチセンターの山口広秀理事長(前日銀副総裁)は1日連名で消費の低迷要因についての分析リポートを公表した。賃金の上昇不足と将来不安が2大要因と総括し、政府に対して持続可能な社会保障制度の将来像を明示することを要望した。
    リポートでは、実質国内総生産(GDP)の成長率に占める個人消費の寄与度は足元30%を下回っており、高度経済成長期の50━70%と比べ大きく低下していると指摘。低迷の要因として「可処分所得が過去20年間の伸びがゼロ」となっていること、「労働生産性が上昇したにもかかわらず賃金が伸びていない」点を示した。また「34歳以下の若年世帯で消費を抑える姿勢が強まっている」として、多くの人々が老後の生活や医療・負担に大きな不安を抱えている点を取り上げた。
    このため「政府が責任ある形で、説得力のある税・社会保障のプランを明示すべき」と提言している。
    会見した山口理事長は「政府は財政赤字でも経済成長さえあればなんとかなるという話ばかりだ」と解説。吉川教授は「名目賃金が大きく上昇しない中で日銀の異次元緩和で物価が上昇すれば、ややもすると実質賃金が下落する」点に懸念を示し、それぞれアベノミクスに疑問を呈した格好だ。
    安倍政権が掲げる来春3%の賃上げについては、吉川教授は「一定の意味がある」と理解を示しつつ、「経営者側は人口減で固定費を増やしたくない、連合など(被雇用者側)もリーマンショックを受けて雇用を優先、強い形で賃上げを要求すれば経営基盤を損ねてしまうと自重しがちだ」と指摘し、労使交渉への政府介入に限界があるとの認識を示した。
    (竹本能文)



    FRBより先に日銀が実験 2%超「物価目標」への疑問
    編集委員 清水功哉
     物価上昇圧力がなかなか強まらないことへの対応として、米連邦準備理事会(FRB)で、2%の物価上昇率目標の見直し論が出てきた。事実上2%を引き上げることを意味するアイデアが浮上、パウエル次期議長のもとで議論が進む可能性もある。実は似たような発想に基づく政策を先行して試してきたのが日銀だ。だが、インフレ予想の強化に期待していたほどの効果が出たとは言いにくい。FRBはこの経験をどう受け止めるだろうか。
     FRB内で浮上しているのは、物価水準目標と呼ばれる政策だ。毎年の物価上昇率を目標にする今の政策と異なり、物価水準そのものをターゲットにする。サンフランシスコ連邦準備銀行のウィリアムズ総裁が言及。10月31日~11月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)でも議論があったようだ。
    ■事実上、物価目標を引き上げる政策
     どんな運用をするのか。11月25日付日本経済新聞の記述がわかりやすい。「例えば2%のインフレが5年間続くと設定。スタート時の物価が100であれば、2%ずつ物価が上がり5年後には110.4まで高めることを目標とする」「仮に初年度に物価が2%低下すれば、翌年度以降は年平均3%程度のインフレを実現し、未達分を取り戻す必要がある」。これは本質的に何を意味するか。今の米国のように2%に満たない物価上昇率が続きそうな状況では、事実上2%目標を引き上げることになるのだ。
     上述した通り、似たような考え方に基づく政策を既に手掛けているのが日銀だ。2016年9月に導入を決めたオーバーシュート型コミットメント政策である。消費者物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、資金供給量(マネタリーベース)の拡大方針を継続すると約束した。従来目標に掲げていた「2%」ではなく「2%超」という数字を示して、人々の心理を刺激しようとした。そのベースには、これまで2%を実現できなかった未達分を取り戻すため「2%超」を掲げるという発想があった。物価水準目標政策の要素が入っていたわけだ。


    | author : 山龍 | 12:00 AM |