山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 今年のアベノミクス
    衆議院議員選挙が終わり、まだ希望の党など野党は煮え切らないので
    選挙の余韻が残っている間に、現在検討されている選挙制度改革の案を紹介します

    少子高齢化の日本では、年金、介護、医療などの社会福祉の面で、現在の75歳の
    老人と、今生まれたばかりの赤ん坊では、支払額と受取額の総額で
    75歳の老人に比べ赤ん坊は1億円の損をします
    社会福祉の制度設計が破綻しているのは国会議員なら全員わかっていることですが
    投票率の高い老人の票を得るために、抜本的な改革案を選挙で問うことはありません
    俗にいう「シルバー民主主義」という社会現象です

    下記の表を見れば、世代間で政治の問題意識が違うことがわかります



    老人と若者を同列に「一票」と換算してよいものでしょうか
    「中位投票者定理」というものがあります
    投票権を持つ年齢と人口の中間をさすもので、高齢化が進む日本では2020年に
    中位が50歳を超えてしまうのです
    これは国家の為、国民一人一人のためになることなんでしょうか
    活力ある社会を持続的に維持しなければ、やがて国は滅んでしまいます
    左巻きは、国家など必要ないという方も多いので無視しますが
    表にあるように、60歳以上の問題意識ベスト3が、「医療、介護」、「年金」、「景気、雇用」
    という状況が中位になっていく日本は、選挙制度を変えなければ国の活力が
    維持できないことは明白です

    よくニュースになる「一票の格差」というものは、人口だけをとって最高裁が
    「最大2,3倍」というような、憲法の解釈変更を示しています
    安全保障で問題となる「憲法の解釈変更」は、身近な選挙で毎回行われているという
    現実に気付いている国民はどれほどいるのでしょう
    本来は、人口比率に則り、自動的に議席の増減を行わなければ憲法違反になるはずです
    各地域の代表をまんべんなく配置することは国民の総意に反し、おらが村の先生を
    生み出すことで、国全体の活力をそいでゆきます
    社会福祉の問題と同じことなのですが、過疎地域を抱える選挙区がなくなったとしても
    過疎地域への行政や福祉の対応や問題解決が後退するわけではありません

    人口は議席の増減を行えばいいのですが、世代間格差は選挙制度そのものを
    変えなければ、老人偏重の斜陽国家になってしまいます
    そこで、いくつかの案が提案されているのですが、一言で言えば
    どの案にも問題があります
    ただ、それが民主主義の特性でもありますから、改革、改善を前提に改革を
    進めるにあたって、現在提出されている一番まともな案を紹介します

    「余命換算投票方式」と呼ばれる制度で、世代別に一票の価値を変化させる制度です
    現在投票権がある18歳以上を、年齢別人口で換算し、どの年齢も等価にします
    厳密には全ての年齢別に分けるのですが、わかりやすくするため簡略し説明すると
    例えば、20歳の人口が100万人いると仮定します。40歳の人口が200万人
    60歳の人口が200万人いると仮定します。
    20歳の一票は、40歳二人の一票と等価、60歳なら三人の一票と等価という具合で
    現在提案されている中では一番社会のためになる提案ですが、これも憲法に抵触します
    「一人一票」という民主主義の大原則から外れてしまうものですが
    民主主義が進化すると思えるなら受け入れられるでしょうし、左巻きがいう憲法9条と
    同じで、民主主義は変えてはいけないと神格化させる人には受け入れられません

    現実問題としては、投票率が高い老人に負けず、若者が政治に参加意識をもって
    選挙へ行くことが急務で、それを実行しながら選挙制度改革を行わなければ
    選挙制度も〝老人偏重″になるので意味がないのですが…


    | author : 山龍 | 12:00 AM |