山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 今年のアベノミクス
    国債の基本として償還と利払いがあり、日銀は利息収入を国庫納付金として
    政府に収めています
    これ以外に政府には数多の金融資産があり、金融資産ですから利子収入があります
    これらは政府の『税外収入』という勘定科目に入れられ、この税外収入だけで政府発行国債の利払いは賄えます
    償還は様々なタイプがあり、赤字国債、建設国債などの名称は便宜上の名前でしかなく
    新規発行以外はすべて『借換債』です
    ようするに、償還するために国債を発行しているだけですから、このループは永遠に続きます

    金融知識のない国民はもとより、メディアもこれを『自転車操業』だと誤解していますが
    毎回述べている通り、国債は債券市場の『水や塩』ですから、国債が無い事には市場が
    成立せず、自転車操業とは概念そのものが違います

    これらを踏まえたうえで、前回と同じ記事を読んでみてください



    日銀の総資産500兆円、FRB超す 見えぬ緩和の出口
    6月末時点
    2017/8/12 20:36
    日本経済新聞 電子版
     日銀の総資産が6月末で500兆円を超え、米連邦準備理事会(FRB)を上回った。国債などの金融資産を大量に購入し続け、何とか2%の物価上昇目標を達成しようと躍起になっている。対する米国や欧州の物価は上昇し、緩和戦略からの出口を探る。米欧から離れ、日銀はひとり資産を膨張し続けるのか。日本経済や日銀の財務への影響を点検する。
     日銀の6月末の総資産は502兆円。国内総生産(GDP)に匹敵する規模だ。1ドル=110円で計算すると4.56兆ドル。6月中にFRB(4.46兆ドル)を上回った。FRBが2008年に量的緩和を始めて初の逆転だ。欧州中央銀行(ECB)の543兆円(4.20兆ユーロ)にも迫る。
     米国は9月にも保有資産の縮小を決め、ECBも資産購入の減額を「秋に議論する」(ドラギ総裁)。日銀が今後も年80兆円をめどに国債を買い増せば、来年にも日銀はECBを上回り、世界最大の中央銀行となる可能性が出てきた。
     日米欧の中銀が国債を買うのは、物価が下がり続ける事態を避けるためだ。大量に買えば市中の金利が下がり、景気回復や物価上昇につながる。欧米は物価が上がり始め、金融政策の正常化を視野に入れる。
     一方、日本の物価上昇率は0%近辺。日銀は金融緩和を続けざるをえない状況だ。7月に2%目標の達成時期を「19年度ごろ」に先送り、それまで資産を増やす方向だ。
     副作用には注意を要する。日銀が大量に国債を買い続け、銀行や生命保険会社など投資家は国債市場から手を引いた。将来日銀が国債を売ろうとしても買い手が少なく、金利乱高下で経済に打撃を与えるおそれがある。
     利上げしたら日銀の財務基盤は不安定になる。日銀が銀行から国債を買うと、銀行はそのお金を当座預金として日銀に預ける。この預金の金利も上げざるをえず、利払い費は増える。7兆円と資産の1%強しかない自己資本を食いつぶし、債務超過になりかねない。
     東短リサーチの加藤出社長は「金利がほとんどない状況では国は借金を増やしやすい。日銀は将来の国民にツケが回るときちんと説明すべきだ」と指摘する。
     もちろん金利低下は設備投資や住宅購入を促す効果がある。円安を招き、輸出企業の採算改善にもつながる。日銀はこうした景気刺激効果と資産膨張による副作用とのバランスが求められる。


    | author : 山龍 | 12:00 AM |