山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 今年のアベノミクス
    バランス・シートを見れない人、おおよそ経済を語る資格がない方が
    日本の財政は大変だと財務省の太鼓持ちをしています
    都知事選に出た鳥越氏、政治問題に啖呵を切る田原氏など
    全く経済に疎く、無知なのにわかったふりして話すので
    多くの国民が騙されています
    メディアだけでなく、今日、発表になった閣僚にも6人ほどいらっしゃいますし
    党三役にもいらっしゃいます

    簿記を習った方、会社経営者なら、バランス(バランス・シート)が
    何より大事なことくらいわかっていますが、そうでない方のために説明すると
    バランスとは貸借対照表のことで、「資産」と「負債」が左右に分かれている表です

    財務省が発表しているバランスは、わざわざ素人が見てわかりにくくするために
    様々な勘定科目を入れていますが、そんな必要が無いことは会計士や税理士なら
    すぐにわかるはずです
    財務省の発表しているものを単純化すると下記のようになります




    これを見て、どう思いますか?
    1350兆円−900兆円=450兆円負債が資産を上回っています
    もう一度言いますが、これは財務省が発表している直近の数字です

    “エッ、450兆円!?。1000兆円以上って言ってたやん!!”
    そう思う方が大半でしょう
    しかし、この発表も華燭されています
    このバランスの中身については、またの機会に書きますが
    アベノミクス最大の目的は、財政に全く心配のない日本の状況を
    長年の財務省の広報によって歪められ、誤った認識をただすことでした
    “日本は1000兆円以上の国債を発行しており、次世代にツケを回すだけでなく
    財政再建しなければ国債はいずれ暴落する“という誤った認識です

    「次世代にツケを回す」こともありませんし、「財政再建」は終了していますから
    「国債が暴落」することもありません

    アベノミクスで金融緩和を始める時、それまでは”日銀の独立性“だとか
    本来の意味を逸脱した理論がまかり通り、中央銀行が政府の100%出資子会社である
    ことを包み隠してきた財務省と日銀の、行政の方向性を変える方法として採用したのが
    金融緩和によるマネタリーベースの拡大とインフレターゲットです
    政府と日銀が一体で行動することで、海外の学者やエコノミスト、或いは
    IMFやOECDが気付いたことは、「日本の財政再建は済んだ」ということです

    確認しておきます。アベノミクスでやりたかったことは「財政再建の完了」
    財政再建の終了です
    下記が、政府の子会社の中で、特殊法人などの細かいものを省き
    政府と日銀だけに絞った連結のバランスです




    このバランスの赤い部分。これは利息もかからず返済の必要もないものです
    銀行の預金と同じです。銀行は融資している資金を「資産」。預金者からの預金を
    「負債」に計上しているのと同じで、日銀は発行した日本銀行券を「負債勘定」
    しているだけですから、その負債(日本銀行券)は返済する必要はなく
    利息も付きません

    国民は、テレビや新聞の報道だけ見ていると、こんなに重要で一般の国民の
    意思決定にもかかわる重要なことが見えてこないまま、日本の将来に漠然とした
    不安を募らせているのです


    | author : 山龍 | 12:00 AM |