山龍ブログ - 誰にも文句言わせへんで!コラム

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  • 今年のアベノミクス
    国会は相変わらずです
    現在の民進党や共産党は共産主義が基本路線ですから、必要悪を通り越し
    もう、この国に必要ない集団です

    さて、ここまでのアベノミクス、今後のアベノミクスを理解するうえで必ず押さえておきたいポイントがあります
    まず、「アベノミクス3本の矢と言いながら、金融緩和だけではないか」という意見がありますが
    それは、ただの“経済音痴”の発言です

    構造改革論は今に始まったものではなく、バブル崩壊以降、ずっと言われてきました
    小泉政権時に「構造改革なくして景気回復なし」というワードが独り歩きし
    猫も杓子も“構造改革”のオンパレード(笑)
    バカです

    多くの有識者たちは、構造改革なしに何をしようが(金融緩和も含め)成長に結びつかないといいますが
    「じゃぁ、『構造改革』って何?」と、こちらが聞きたいくらいです

    日本の、唯一の構造改革の成功例は「国鉄民営化」です
    これが、唯一の事例で、NTTやJT,郵政は、まだまだ道半ばです
    構造改革とは、特殊法人、公益法人等の国が出資している法人の民営化であり
    それ以上でも以下でもありません
    後日、書きますが、労働環境や規制などは“枝葉”でしかなく、あくまで政府が資本参加している法人の民営化が“幹”です

    もう、古い話ですから、国鉄民営化の騒ぎを知らない、覚えてない方も多いでしょうが
    国鉄が民営化される原因は、「国鉄が非効率」な組織だったからです
    親方日の丸企業ですから、倒産する可能性はゼロに等しく、効率性などという言葉もありません
    これは、今現存している独法、特殊法人、公益法人も全く同じで、一応、形だけ整えるように
    第三者機関と言いながらも身内による監査を受けてはいますが、そんなもの、ただの通り一片のことで
    出されている数字すら信ぴょう性がありません

    国鉄や、それに続いたNTT,JT,郵政、特殊法人には、抜本的に欠落しているものがあります
    「経営の効率改善のインセンティブ」です
    これは、国が関与している限り、永遠に備わらない誘因で、出来損ないの組織だということです
    その結果、国民は質の低いサービスや高コストを払わされ、不利益を被っているのです

    もちろん、多くの法人の設立時には、時代的、あるいは経済的根拠があったでしょうが
    時代と経済の変化により形骸化し、非効率の塊となったものがたくさんあります
    いま、国士を気取って文科省の前川元事務次官が騒いでますが、中央省庁といえども同じことで
    文部科学省という組織を解体して、将来を見つめた組織を一から作ることも辞さないのが
    アベノミクスに流れる考え方です
    話を戻して、構造改革というものを経済学的に言うと、「資源配分の効率性改善への
    インセンティブを生み出すような、各種制度改革」
    となります
    非効率を自主的に改めるという、経営上のインセンティブが、民間企業には必ず備わっていますが
    国家が関与することで、企業としての基本的資質が損なわれるのです

    上記を踏まえたうえで、JRの事例をミクロとマクロに分けて考えます
    国鉄がJRになって、経営状況とサービスは改善されました
    もう、過去の国鉄時代とは全く異質のものに変貌したといっていいでしょう
    しかし、これはミクロ的な改善であり、景気というマクロとは全く関係ない話です

    国鉄の経営悪化は、日本が高度成長の真っただ中にいる間から悪化しました
    つまり、景気動向は良かったにも拘らず、国鉄の構造的問題によって生じた赤字でした
    バブルからデフレという景気の変動の中でも、JR各社の雇用、成長率は改善され続け
    JRになってからも、マクロ経済とJRのミクロの経営とは無関係であることがわかります
    何を言わんやといえば、「構造改革と景気とは、何の関係もない」ということを言っているのです


    | author : 山龍 | 12:00 AM |