アーティザン「匠」 - 山龍作品に見る職人技の妙

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140の楽器が奏でる協奏曲

相良刺繍、金駒刺繍、色駒刺繍、御簾刺繍

日本の刺繍には、一般的な平縫いで仕上げる「平繍(ひらぬい)」を始めとして「菅繍(すがぬい)」「鎖繍(くさりぬい)」など、日本刺繍四十八手と言われるたくさんの技法があります。ここでは、日本にしかない技法である、『相良刺繍(さがらししゅう)』『金駒刺繍(きんこまししゅう)』『色駒刺繍(いろこまししゅう)』『御簾刺繍(みすししゅう)』を紹介しましょう。

※写真をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます。

相良刺繍
『相良刺繍』

生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、これを連ねて模様を描いていく技法。非常に技術と時間を要する技法ですが、とじ糸がなく糸が引っかからないので、どの刺繍よりも丈夫です。

(写真)本相良刺繍朱金泥箔錦織袋帯・花鳥紋
(ほんさがらししゅうしゅきんでいはくにしきおりふくろおび・かちょうもん)


金駒刺繍
『金駒刺繍』

刺繍針に通せない太い糸や、金糸などを、木製の駒(糸巻きの一種)に巻いて、それを転がしながら刺繍糸を下絵に沿ってはわせ、綴糸(とじいと)で留めていく技法。中でも金糸を使ったものを『金駒刺繍』と呼びます。刺し終わった後、上から鹿革でなめして金糸をピタッと生地に密着させることにで、金糸の風合いがより増しています。

(写真)本金畔織色駒刺繍袋帯・復原重文雲竜襖絵
(ほんきんあぜおりいろこまししゅう・ふくげんじゅうぶんうんりゅうふすまえ)


色駒刺繍
『色駒刺繍』

『金駒刺繍』の綴糸(とじいと)の色を変えることにより、よりニュアンスのある表現をする山龍独自の技法。『金駒刺繍』をより精密にしたものなので、帯ひとつ仕上げるのに数年かかります。

(写真)本金金駒刺繍本綴袋帯・流波荒磯紋
(ほんきんきんこまししゅうほんつづれふくろおび・りゅうはあらいそもん)


御簾刺繍
『御簾刺繍』

本銀をイオウで焼いて作った焼金糸に、『金駒刺繍』よりも太い様々な色の綴糸を使って模様を表現していく、山龍オリジナルの技法。並んだ金糸を御簾に仕立て、そこに色糸をからげていくため、この名前がつきました。

(写真)御簾刺繍プラチナ畔織袋帯・イスラムの誘い
(みすししゅうぷらちなあぜおりふくろおび・いすらむのさそい)


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