アート「優雅」 - 染織家山龍の着物・帯作品集

創造

本疋田絞り・蔦

(ほんびったしぼり・つた)

本疋田絞り・蔦数ある絞りの技法の中でも、唯一日本独自のものであり、その技術の巧みさ、精密さからしても、世界でいちばん手間のかかるファブリックと言えるのが『本疋田(ほんびった)』です。疋田があるから染織の世界にいる……と言うほど、山龍が惚れ込んだ技術で、現在、疋田の着物を作り続けているのは彼しかいません。数ある山龍の疋田作品の中でも、この『蔦』は、65径(1尺に65粒)、1反で26万粒、絞るだけで3年以上かかるという神業的な作品です。

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本金・本プラチナ・本漆箔暈繝綴帯『ダイヤ』

(ほんきん・ほんプラチナ・ほんうるしはくうんげんつづれおび)

本金・本プラチナ・本漆箔暈繝綴帯『ダイヤ』模様の部分を独立して織り進めていく綴織(つづれおり)の中でも、非常に高度な技術を必要とする、日本独自の平糸綴(ひらいとつづれ)です。普通の糸は丸いので裏表はありません。しかし平糸綴の場合は、本金、本プラチナ、本漆箔を三椏和紙(みつまたわし)に貼り、平糸状にしたものを織るため、糸が左右に折り返すときに、平糸がねじれたりよれたりしないように、一越(緯糸の1段)一越、丁寧に織っていきます。限られた職人による最高の技術で、ダイヤのような帯を……そんな想いで織り上げた山龍作品です。

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人間国宝・六谷紀久男作 伊勢型小紋

(にんげんこくほう・ろくたにきくおさく いせがたこもん)

人間国宝・六谷紀久男作 伊勢型小紋伊勢型紙職人で、最初に人間国宝に認定された、六谷紀久男氏の型紙100パターンを組み合わせた小紋です。六谷氏の神業的な細かさの型紙に惚れ込み、山龍が100柄買い取り、江戸小紋として商品作りをしていますが、全柄を組み合わせたものはこの1点のみ。しかも、十六菊の織り柄の入った生地に防染技術で型染めするという、非常に難度の高いもの作りに挑戦している、こだわりの作品です。

(写真)六谷紀久男氏の伊勢型100パターンの柄を全て使ってある。ちなみに、型紙1枚が約30万円。

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